瞬殺騒音肉弾幸


「黄金週間・炎の三番勝負/その参」続
きです)例えばK・ラーキン『アジマス』
のような、ヒップホップビート応用の電
子音に見え隠れする、力の流れとみずみ
ずしい感情。いろんなユニットでラップ
もインダスも軽~くこなす兄キの才能は
まったくスゴいが、この夜の路線がもっ
とも彼のホンネに近いのかも?

 そしていよいよ最後のDATゾイドは、
平川シャンプーと吉田リンスの漫才&寸
劇。あの~言いにくいんだけど、ワザワ
ザ作ってくれた「デジタルビスケットの
唄」、ちょっとカッコ悪かった...。で
も新曲「はいぱ~うぉ~ず」は、悲愴な
戦地に赴く不退転のテクノ軍団を描く名
作。「テクノと自由は、手をたずさえて
進む!」と叫んだ吉田。けっして忘れな
いゾ。

 ...と非常に濃い内容で、しかもいつ
もよりず~っと良かった!(と言っては
失礼かな?)。そしてさんざ楽しんだあ
げくに、巨大花束まで贈呈されてしまっ
たデジビ。こんなオイシい思いをしよう
とは...。かくなる上は我らも戦鬼と化
して、この身燃え尽きるまで闘わ~ん!

 さて、この後は駆け足で(ゴメン!)
日の丸コーナー。5月15日新宿ヘッドパ
ワーでのメディシンケースは、いつもの
トランス風と違い、エレキを前面に「本
当はテクノより好き」という工業重金
属(省庁や九吋爪など)風に展開。どシ
リアス!でも、なぜか暗くならないのが
ステキ。

 (30k, jpg)

 メディシンケースこと
 大熊兄弟。さて重大な訂正、
 13号に掲載メディシンの写真は
 弟さん。この写真の、右側がお兄さま

 5月20日も頭力「きれいなコウモリ」
は、上祐氏をゲストに(?)ハウスの超
名曲「ジャック・ユア・ボディ」を思い出
させる銘機CS01エレクトロ大会。目新
しさはなくても、しっかりした楽曲でバ
ッチリよ~!

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